小学生でスマートフォンを持っているという児童が増えています。
日常の安全管理には欠かせないツールとして、連絡用に契約する親御さんが多いです。
スマートフォンは、連絡用の他に、アプリを使ってゲームや情報を取り入れることができます。
Youtubeを見たりすることもできますし、LINEやTikTok、InstagramなどのSNSの利用も可能になります。
それ故に、メリットが非常に多いものの、デメリットもたくさんあります。
実際に小学生のお子さんに、スマートフォンを与える親御さんは、どの位の年齢・学年で与えているケースが多いのでしょうか?
スマートフォンを与える統計と推奨年齢
日本の調査によると、小学生でスマートフォンを持つ割合は年々増加傾向にあり、高学年(特に5年生~6年生)になると所持率が高くなるようです。
一般的には、小学校高学年(5年生~6年生)で持たせ始める家庭が多く、これは通学が一人で行われることや、放課後の活動が増える時期に合わせたタイミングと言えます。
スマートフォンを与えるメリット
「小学生には、まだスマホは早い!」
と考えている親御さんも多いと思います。
ですが、スマホをお子さんに所持させることには、メリットがあります。
お子さんの安全確保
GPS機能で居場所を把握できたり、連絡が取りやすくなったりすることで、通学時や習い事などの帰宅の際に安心感が増します。
都市部などでは、ひとりで通学する場合、無事に学校に辿り着いたかどうかなども確認できます。
緊急連絡手段
災害や緊急時に親と連絡を取れる手段として有効です。
防災意識も高まるため、非常時の行動指針が身につきます。
情報収集能力の向上
調べ学習や辞書、学習アプリを活用することで、知識が広がるほか、デジタルリテラシーも自然と身につくため、将来の学習に役立つスキルが得られます。
コミュニケーションスキルの発達
学校の友人や家族とメッセージを通してやりとりをすることで、ソーシャルスキルや対話の工夫も身につく場合があります。
SNSはメリットとデメリットが共存しているため、利用するかどうかはよく熟考することをおすすめします。
スマートフォンを与えるデメリット
メリットが多いスマホ所有ですが、一方でデメリットも少なからず存在します。
これを照らし合わせた上で、スマホを与えるかどうかを検討すると良いでしょう。
依存症のリスク
小学生はスマートフォンに夢中になりやすく、学業や家庭生活に支障をきたす恐れがあります。
特に、ゲームや動画視聴の制限が必要です。
視力や睡眠への悪影響
長時間の画面視聴が視力の低下を招いたり、夜間の使用が睡眠不足や生活リズムの乱れに繋がりやすくなります。
SNSやインターネットの利用を制限するのも方法の1つです。
ネットリテラシー不足によるトラブル
SNSやインターネットには様々な情報が含まれており、詐欺やサイバーいじめ、個人情報の流出など、リスクに対応するスキルが必要です。
こうしたトラブルが心配であれば、SNSの利用は制限すべきでしょう。
学習時間の減少
スマートフォンに時間を取られ、勉強時間が減少する可能性があります。
学習時間を確保するためのルール作りが重要です。
スマホにゲームを入れないなど、対策が必要になります。
スマートフォンを与える際のポイント
小学生にスマートフォンを与える場合は、使用時間や内容についてのルールを設け、デジタルリテラシー教育を併せて行うことが大切です。
また、親子間でのコミュニケーションを通じて使い方を定期的に見直し、安全で有意義な利用をサポートすることが望ましいです。
スマホは安全管理面では大きなメリットがあります。
利用方法や制限などを加えたうえで、本来の目的を成すような利用方法が望ましいでしょう。