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小学生が思う、将来の夢「YouTuber」は誰でもなれる?実際にはどんな大変な仕事なの?

小学生が思う、将来の夢「YouTuber」は誰でもなれる?実際にはどんな大変な仕事なの?

ここ数年、小学生の将来の夢の中に、YouTuberがランキングのトップクラスにあります。

好きなことをして、楽にお金を稼ぐことができるイメージがあるYouTuberですが、果たしてどうなのでしょうか?

確かに、自分が好きなゲームを配信したり、スポーツ、ダンスや歌など、趣味を配信することでお金がもらえ、ファンも付くのであれば、敷居が低いイメージがあるかも知れません。

実際にヒカキンさんやはじめしゃちょーさんなど、トップクラスのYouTuberは、あり得ないほどお金を稼いでいると言います。

さて、YouTuberは誰でもなれる職業なのでしょうか?

YouTuberとして活動するには

まず、YouTuberとして活動するためには、googleのアカウントを作成し、Youtubeに動画を公開することから始まります。

googleのアカウント作成自体は無料でできますし、それを利用してYoutubeを閲覧することもできますので、YouTuberとして活動することに関しては敷居が物凄く低いです。

つまり、誰でもできる職業という事になります。

ただし、規約によりgoogleアカウントは、13歳以上にならないと登録できません。

また、動画の収益化は、18歳以上にならないとできないため、保護者が管理するアカウントを利用しなくてはなりません。

小学生の場合、対象年齢以下となりますので、保護者が管理するアカウントを利用することになります。

親御さんが了承するのであれば、動画配信も可能ではあります。

と言うわけで、誰でも簡単にYouTuberになることはできます。

ですが、YouTuberになるという事は、将来的に動画の収益化を目指すことになります。

動画の収益化ができてからが、YouTuberとしての活動スタートとして考えた方が良いのですが、ここに辿り着くのが非常にハードルが高いのです。

動画の収益化をする基準

動画の収益化をするためには、

  • 過去12か月間で、4,000時間以上の再生時間または90日間でショート動画1,000万回以上の視聴
  • 登録者数1,000人以上

これをクリアしなくてはなりません。

4000時間以上の再生時間は、意外と達成可能なのですが、問題は登録者数1,000人以上の方です。

これがとてつもなくハードルが高いのです。

筆者もチャレンジしてみましたが、4,000時間は比較的アッサリとクリアできたのですが、登録者数1,000人以上になるまで、かなり時間を要しました。

何本も1万再生以上の動画を作成しているにもかかわらず、です。

それだけチャンネル登録してくれるには、何か気に入られる要素が無ければ滅多に登録してくれませんので、非常に難しいというわけです。

闇雲に動画を公開しても全然伸びない

動画は誰でも簡単に、スマホがあればアップすることができます。

しかし、その動画を果たして観たいと思ってくれるかどうかがポイントとなります。

ただ踊ってみただけで再生数がグッと伸びるのは、動画配信者に魅力があるからです。

本人が映らないゲーム配信でも、ただゲームをやっているだけでは全く伸びませんし、視聴者を引き付ける魅力的な要素を含まないと、動画の再生数は伸びません。

そう、他の人とはちょっと違ったことに挑戦したり、指向を凝らした動画を作らなくてはいけないので、この辺りも研究しなくてはなりません。

登録者数が多く、ファンが多いYouTuberは、例外なく魅力的なコンテンツを配信しています。

魅力的なコンテンツを作成するために、日々色々と考え、指向を凝らし、何度も失敗を重ね、視聴者がどんな動画を求めているのかをしっかり把握することで伸びていきます。

ただ闇雲に動画を公開するのは、誰でもできることですし、それがまかり通るのであれば、誰でも稼ぐことができるという事になりますよね。

YouTubeにも検索エンジンの最適化や、どのジャンルでどのようなスタイルで行けば伸びやすいのかなど、相当な経験と研究が必要になります。

楽しく遊びながら、楽して稼げる仕事ではない

結論を言うと、YouTuberは、相当難しい職業です。

自身の魅力を最大限に引き出す努力と研究が必ず必要になります。

研究と経験、失敗を繰り返し、それにもめげずに頑張れる人が生き残る世界です。

自分が好きなゲームをやっているだけで稼ぎ続けることは困難です。

こういうゲームならみんなが見たい・こういう施策でクリアすれば、きっと注目してくれる…

など、戦略を考えた配信をしなくてはなりませんので、非常に考える職業です。

また、登録者数1,000人を達成しなくては、収益化すらできませんので、そのための道筋を建てる戦略的要素も必要です。

一見簡単そうに見える仕事ですが、決してそんなことは無く、例え登録者数をクリアしても、収益はサラリーマンの初任給の半分にも届かない事がザラです。

もし、YouTuberとして生計を立てたいと考えているのであれば、諦めずにコツコツと努力することが必要です。

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